みなさんは、『インベスタマー』という言葉をご存知でしょうか。
最近YouTubeやXで、ホリエモンこと堀江貴文さんがこの言葉を使っているのを聞いたことがある方も多いかと思います。
しかし、よくわからない方も多いはず。
そこで今回は、インベスタマーとは何か?歴史と再注目されている理由について解説します。
インベスタマーとは?
インベスタマーとは、investor(投資家)とcustomer(顧客)をつなげて作られた造語です。
企業の商品やサービスを利用する顧客でありながら、その企業の株を所有する投資家でもある人のことを指します。
インベスタマーの考案者
平林典子さんの著書『お客さまを株主にしてしまおう:「プチ投資家」を企業ファンにする法-日経BPマーケティング(日本経済新聞出版)』(2004年2月1日発売)の中で語られたのが初めてと言われています。
その後、ひふみ投信で有名なレオス・キャピタルワークス株式会社の社長「藤野英人さん」から堀江さんへと伝達されました。
藤野さんのブログ内で、インベスタマーについてお話されています。
お客さまを株主にしてしまおう―「プチ投資家」を企業ファンにする法
平林さんの著書ですが、この人がインベスタマーという概念を提唱した人です。
平林さんは、Angel Cafeの運営者で、プチ投資家を大切にしてきた先駆者のひとりです。株主であり顧客であるインベスタマー(Investor+Customer)の育成を早くから、唱えてきました。
ライブドアの堀江社長にインベスタマーの概念をお話をしましたが、そもそもは平林さんからいただいたアイデアです。平林さんのAngel Cafeの「天使の十箇条」はとてもすばらしい内容です。私も何年か前に対談
で、Angel Cafeに出ています。この本はとても好感の持てる内容で、おすすめです。
草食投資隊ふっしーのブログより引用
インベスタマーという言葉をマスに届けたのは?
翌年の2005年発売の著書『勝つためのインターネットPR術(著者:菅原弥奈子・堀江貴文)』の中でも、企業がPRすべき相手としてインベスタマーをあげています。
インベスタマーが再注目されている!その理由は?
そんな歴史を持つインベスタマー。この言葉が近年、再注目されています。
その理由は、元ZOZOの前澤友作さんの新事業にありました。
現在、前澤さんは「株式会社カブ&ピース」という会社の社長をされています。
この、カブ&ピースの事業で『カブアンド』というサービスが2024年11月20日から始動。これは、顧客がカブアンドのサービスを利用することで、株アンドの未公開株がもらえるサービスです。
・電気
・ガス
・モバイル通信
・ネット回線
・ウォーターサーバー
・ふるさと納税
これらのサービスを利用した分(ひとつでも全部でもOK)、株がもらえるとのこと。
多くの企業はサービスを利用した顧客に対してポイントで還元することが多いですよね。
それを前澤社長は、「株」で還元するというサービスを考案しました。
公式ホームページの中で、
自分が利用して会社を応援することで、
カブアンド公式ホームページから一部抜粋
会社が成長して株の価値が上がるかもしれない。
すると、自分が持っている株の価値も上がる。
利用が応援になって、結果お得になるかもしれない。
そんな仕組みがカブアンドの特徴です。
との説明がありました。
まさに、「インベスタマーを増やしていく」。カブアンドのサービスローンチにあたって、前澤さんと堀江さんが対談している動画の中でも、堀江さんはインベスタマーについて語っています。
カブアンドに興味のある方は、ぜひ以下の公式ホームページをご覧ください。
まとめ:応援したい企業のインベスタマーになろう!
今回は、インベスタマーとは何か?その歴史と再注目されている理由を解説しました。
私が投資を始めるきっかけになったのは、さまざまな投資本やセミナーに参加する中で「投資=企業を応援すること」という考え方を知ったから。
良いと思った商品やサービスが急に販売中止になることってありますよね。
でも、もしインベスタマーが増えれば…
商品を購入するだけじゃなくて、その企業の株を持つことで企業を応援する人が増えれば…
企業は存在し続けられるし、顧客は良い商品やサービスを使い続けることができる。
そんなWin-Winの世界を妄想しています!
インベスタマーに簡単になれるサービスがもうすぐ。
カブアンド、めちゃめちゃ楽しみです。